三越 劇場の戦後の文化復興貢献と、東日本大震災の復興
今回、三越 劇場について書いてみたくなったのは、東日本大震災を受けて、三越 劇場の戦後の文化復興への貢献を思い出したからだ。戦争や戦後の混乱期を知らない世代だから、焦土の日本で、人々がどう考えたか、想像の域でしかなかった。三越 劇場が、戦後掲げた、文化国家建設云々など、眉唾でヨミ、聞いていた一人だ。しかし、今、東日本大震災があって、いろいろな人が、いろいろな組織が、それぞれの立場で、それぞれができることを、復興のためにと動き出していく流れを見て、きっとあの戦争の後の日本人も同じだったんじゃないかと思えてきたのだ。三越 劇場の戦後の文化復興への貢献など、偽善のようで、聞いてられなかったのだが、いや、きっと当時は、本当に三越 劇場などのトップ層は、文化復興に貢献すると思ったのだ。勿論企業としての長期的な利益も考えてはいただろうが。日本人は、見事に復興してのけた。長い間、大事なことを忘れていたけれど、きっと皆が、少しだけ思い出していて、良くしていけると信じたい。
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